ブランドバッグクリーニング店のおすすめは?選び方や自宅ケア法を紹介

お気に入りのブランドバッグは大切に使用しているからこそ長く使い続けたいものですが、素材に革や特殊な生地が使われている場合も多いため手入れが難しいアイテムです。そこで今回はブランドバッグのお手入れで悩んでいる方へ、ブランドバッグのクリーニング方法について紹介します。自分でメンテナンスする方法や、業者に頼む場合はどれくらい費用がかかるかなど、詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。

ブランドバッグのクリーニングとは?

ブランドバッグは、衣類と同様にクリーニングを行うことが可能です。ブランドバッグのクリーニングには、自分でケアするか、業者に依頼するかの2種類の方法があります。業者に依頼するのが不安な方や費用をなるべく抑えたいという方はケア用品を購入し、自分でケアをするのも一つの方法です。ただし、ブランドバッグは本革をはじめ、特殊な生地で作られているケースが多く、逆に汚れが広がってしまったり、取れなくなってしまったりする可能性もあります。業者に依頼すれば、素材や汚れの具合を見極め、最適な洗剤や洗い方で対応してくれます。また、補色やほつれの直しといったメンテナンスも行ってくれるので、バッグ購入時のよりきれいな状態に近付けることが可能です。クリーニング代の費用はかかりますが、大事なブランドバッグだからこそ、専門の知識を持つプロにクリーニングを依頼しましょう。

ブランドバッグのクリーニングを取り扱うお店とは

ブランドバッグのクリーニングを取り扱っているお店には、実店舗を構えるチェーン店と、店舗を構えない宅配クリーニング店の2通りあります。ここからはチェーン店と宅配クリーニング店の特徴をそれぞれ紹介します。どちらにもメリット、デメリットがありますので、自分の希望に近い店舗はどちらなのか確認してみてください。

チェーン店

チェーン店は自分で依頼する店舗を選べるので、自宅や職場など、自分の生活圏内にあるお店に持ち込むことができます。持ち込み時にクリーニング店の方と顔を合わせて、バッグの状態などを相談できる安心感もメリットと言えるでしょう。また、宅配クリーニングと比べると料金は安く、送料もかかりません。ただし、実際にブランドバッグをクリーニング店に持ち込む人はあまり多くないので、プロではありますが技術面や実績については不安な面が残るのも事実です。また、そもそもブランドバッグのクリーニングを受け付けていない場合もあります。チェーン店に依頼する場合は、ブランドバッグのクリーニングに対応しているのかどうかや、仕上がりなどについて事前に相談しておくようにしましょう。

宅配クリーニング店

宅配クリーニング店は、全国から依頼が来るためブランドバッグのクリーニング実績も多く、技術面においても安心できます。ホームページなどにクリーニング前後の比較写真を掲載しているところが多く、仕上がりイメージがしやすいのもポイントです。一方で、費用はチェーン店にくらべ高い傾向にあり、実際に顔を合わせてのやり取りができない点がデメリットと言えるでしょう。業者により送料がかかる場合もありますが、さまざまな素材や汚れに対するクリーニング技術を持ち合わせているため、確実にキレイにしたいという方にはおすすめです。

ブランドバッグクリーニング店の選び方は?

いざブランドバッグを修理に出そうとしても、クリーニング業者は数多く、それぞれ特色も異なるため、何を基準に選べば良いか迷う人もいるでしょう。クリーニング店の選び方には大きく分けて4つのポイントがあります。ここでは、ブランドバッグのクリーニング業者選びのポイントを紹介します。

料金

ブランドバッグのクリーニングにおける料金形態はさまざまです。一律で行っている場合や、希望するサービス内容により変動する場合などがあります。ブランドバッグの状態や付随サービスなどにより金額が変動する場合は、事前の見積りを利用して可能な限り明確な金額を把握しましょう。また、一社では決めきらない場合は、複数の業者で見積りをお願いするのも有効です。送料が有料なのか、無料なのかなども含めチェックしましょう。

納期

ブランドバッグのクリーニングは、見積り後から平均2週間程度ですが、業者や依頼内容によりさらに日数を要する場合があります。バッグを使用したい予定がある場合は、依頼前に日数の確認や、使用したい期日などを事前に伝えるなど、余裕をもってクリーニングの依頼をするのがおすすめです。

修理

ブランドバッグのクリーニングでは、汚れをキレイにする以外にも「リペア」と呼ばれる修理に対応してくれる業者を選んでみましょう。一言に修理と言っても内容はさまざまですが、内袋の交換やほつれている部分を修正してくれる縫製直しや、はがれたメッキ部分へ再加工するサービスなどがあります。大切に扱っていても、長く愛用するとどうしても傷んでくる箇所は出てきます。せっかくクリーニングに出すのであれば、気になる部分も一緒にキレイにしてみましょう。

実績

ブランドバッグをクリーニングに出す際、一番の決め手と言える程大切なのが実績です。今まで取り扱った実績としてホームページなどにブランドバッグのクリーニングの実例が挙げられていれば、自分が依頼したいブランドバッグの実例があるかどうか確認してみてください。また、ブランドごとの実例やクリーニング前後の写真をたくさん掲載しているということは、それだけの実績があるという証拠でもあります。クリーニングの仕上がりにそれなりの自信を持っているからこそ実例を公表しているので、信頼できる業者ともいえるでしょう。

ブランドバッグクリーニングの料金相場は?

ブランドバッグのクリーニングの一般的な料金相場は約15,000円~です。丸ごと洗いや部分的な汚れ落とし、サイズや特殊な素材など、対応する範囲やアイテムごとで価格が変動する場合もあるので、事前に見積りをとったり相談をしたりしておきましょう。また、別途費用がかかるケースの多いサービスは以下の通りです。

撥水加工 約2,000円
メッキ加工 約15,000円
リカラ― 約5,000円~30,000円

また、基本的に加工だけの依頼はNGとしている店舗がほとんどです。リペアの依頼もしたい場合は、クリーニングとセットで依頼するようにしましょう。

ブランドバッグクリーニングがおすすめの店は?

クリーニング業者は数多くありますが、得意とする商品やジャンルは異なります。ここでは、ブランドバッグのクリーニングを行っている業者を紹介します。クリーニングしたい商品と照らし合わせながら、参考にしてください。

ラクリ

ラクリは国家資格を持つクリーニング師が在籍する、高品質が自慢の宅配クリーニング。愛用のバッグの日焼けや変色、シミ、汚れなども、熟練のスタッフが美しく蘇らせます。保管状況や使用頻度はもちろん、持ち主の利き手など利用状況に応じて最適な施工を行います。ネットで注文手続きをすれば、宅配便の配達員が集荷に来てくれるので、その場で梱包するだけOK。バッグの発送や返送にかかる送料も無料なのが嬉しいポイント。

基本料金 19,800円~
基本サービス内容 クリーニング・修正・色補正
オプション なし
送り方 集荷ボックスに入れて発送
(北海道、沖縄・離島はクリーニング対象外)
納期目安 30~60日程度
見積り 検品後、検品結果をメールにてお知らせ

リナビス

皮と革製品専門のクリーニングサービスであるリナビスは、創業60年を超える老舗店です。クリーニング内容に含まれない、1~2cm程度の小さな傷修正やほつれ修正であれば料金内で行ってくれるサービス精神のある業者で、熟練の職人が手作業でクリーニングやメンテナンスを行っています。取り扱っているブランドも数多く、ホームページに記載されていないブランドも相談可能です。納期は最短で1か月となっていますが、アイテムによっては1ヶ月以上期間が必要になることもあるようなので、期間には余裕をもって依頼するようにしましょう。

基本料金 24,600円(税込)
基本サービス内容 クリーニング、擦れや傷の修正、色補正
オプション カラーチェンジ(別途料金発生)
送り方 集荷キットに入れて発送
納期目安 最短1ヶ月
見積り

靴専科

靴専科は靴とバッグの専門業者で、プロの技術者が作業を行っています。革や皮素材を得意としているため、バッグの丸ごと洗浄などクリーニングを断られていた方は靴専科に一度問い合わせてみると良いでしょう。また、実店舗以外にも配送サービスを行っているため、ご自身のライフスタイルに合わせた方法で依頼可能です。バッグのクリーニングにかかる期間は約1~2週間、修理が含まれる場合は約1ヶ月程度かかります。見積りは各店舗への問い合わせのほか、LINEからでも可能です。LINEなら写真を送信するだけの手軽さなので、クリーニングに出すか迷っている方はまずはLINEで見積を行ってみましょう。

基本料金 素材により一律
基本サービス内容 クリーニング・補修・修理
オプション 撥水加工・リカラ―・色替えなど
送り方 個人で手配して発送
納期目安 1~2週間(修理込みの場合1ヶ月)
見積り 可(店舗問い合わせ、LINE)

協和クリーニング

あらゆる素材のバッグクリーニングに長けている協和クリーニングは、丁寧な手作業を心掛けており、一日10件のみの受け付けと言う徹底ぶりです。エルメスをはじめシャネル、ルイ・ヴィトンなど非常に数多くのブランドを受け付けています。また、ハイブランド以外のブランドバッグも受け付けているのも特徴です。累計実績はブランドバッグを中心に30,000件以上、掲載しているクリーニング事例は400件以上にものぼります。確かな実績から仕上がりのクオリティを重視したい方におすすめです。

基本料金 素材ごとに一律
基本サービス内容 クリーニング・補修・修理
オプション 撥水加工・消臭加工・メッキ加工など
送り方 指定業者が集荷
納期目安 約3~6週間(エナメル製品、カラーチェンジは6~8週間)
見積り 可(WEB見積り、モバイル査定、問い合わせフォーム)

デア

デアは宅配専門のクリーニング業者で、ブランドバッグ以外にもクリーニングに対応している商品の種類が豊富です。ホームページではバッグの修理やメンテナンスの内容も細かく記載されており、クリーニングに出したいバッグの状態と照らし合わせて料金を確認することができます。また、クリーニング前後の画像紹介も行った作業内容ごとに丁寧に記載しているのもポイントです。納期は平均よりもやや長いため、余裕をもって依頼しましょう。

基本料金 12,100円(税込)~
基本サービス内容 クリーニング・補修・修理
オプション 撥水加工・リカラ―・色替え・カビ取りなど
送り方 指定業者が集荷
納期目安 約3~5週間(修理希望の場合はさらに1~2週間程度納期延長)
見積り 可(ただし、通常納期に2週間程度延長が必要)

ブランドバッグをクリーニングに出す前には必ずチェックしよう

ブランドバッグをクリーニングに出す前に、必ずチェックしてほしいポイントが3つあります。紹介するポイントは、意外と忘れてしまう「うっかり」な要素でもあるので、依頼後のトラブルを回避するため依頼するためにもきちんと事前準備をしましょう。

バッグのキズや汚れの確認

クリーニングでキレイにしてほしい汚れやキズがどこに、何か所あるか確認しましょう。いざ戻ってきたら希望していた部分がキレイになっていなかった、というケースも可能性としてはあります。業者はプロですが、万一の時に備えチェックをしておくと安心です。気になる箇所がある場合は、事前にしっかり相談しておくとよいでしょう。

バッグのポケット内の確認

バッグのポケットに私物が入ったままになっていないかなど、バッグ内の確認も忘れずに行いましょう。特に内ポケットや小さなポケットは注意が必要です。クリーニング前に業者も確認をしてくれると思いますが、後々ポケットに大切なものが入っていた、とならないようにしましょう。

見積りの確認

一律料金でも、希望する内容や状態、素材により追加料金が発生する場合があります。状態を確認しなければ見積りが出せない業者もいますが、写真で状態を見せることで仮の見積りを提示してくれるところもあります。無料のWEB見積りなどを行っている店舗もあるので、できれば見積りを取るようにしてください。高ければ仕上がりがよい、というわけではないので、自分の予算にあった範囲で対応してくれる業者を探しましょう。1か所だけですぐに決めずに、複数の店舗で見積りをとって比較してみるのもおすすめです。

自分でできるメンテナンス方法とは?

クリーニングに出してメンテナンスを行うことで長く使用できるブランドバッグですが、自分できるセルフメンテンスがいくつかあります。ここからは、セルフメンテンスのなかでも手軽にできる方法を4つ紹介します。クリーニングに出す時間や予算に余裕がない、という方もキレイに使い続けるために実践してみてください。

使ったらほこりや汚れを落とす

バッグは、取っ手部分に手垢がつきやすく汚れやすい箇所です。また、表面の汚れが残った状態にしているとカビが繁殖しやすいので注意しましょう。使用したバッグは目につきにくい汚れが付着しているので、使用後はやわらかい布で拭き取ったり、ブラシで軽く表面をブラッシングしたりするなど、素材に見合った方法で汚れやほこりを落としましょう。

雨で濡れてしまったらしっかり乾かす

ブランドバッグは、手入れが難しい素材を使用していることが多くあります。特に革製品やスウェードといった手入れの難しいバッグは、可能であれば雨の日の使用を避けると良いでしょう。万が一、バッグが雨で濡れてしまった場合は表面などに付いている水分をそのままにせず、しっかり拭き取り乾かしてください。早く乾かそうと、乾燥機や日光に直接当ててしまうと素材に含まれる水分も失ってしまい、ひび割れの原因になります。見た目以上にデリケートな素材なので、濡れたときは、ゆっくり時間をかけて陰干しで乾かしましょう。

通気性のいい場所で保管する

革製品は湿気に弱く、カビが発生しやすい素材です。そのため、革製品のバッグは通気性の良い場所に保管しましょう。クローゼットに除湿剤を準備しておくだけでクローゼットの湿気対策になるので、クローゼット以外にも空気がこもってしまうような場所に保管する場合は活用してみてください。また、袋に入れて保存する場合は通気性の良い布や不織布でバッグを包むのもおすすめです。購入時に一緒にもらえる保存袋やクリーニング後に入れられているビニール袋は湿気を逃がしにくく、劣化の原因にもなるので使用しないようにしてください。

革製品は定期的にクリームで保湿

革製品は水分が飛んで乾燥してしまうとヒビ割れが起きてしまいます。毎回ではなくて良いので、革用の保湿クリームを適量塗ることで保湿すると長持ちします。また、保湿クリームはカビ繁殖の原因となる汚れから保護する役割も持ち合わせています。クリームを塗るときは、表面の汚れを必ず落とした後にしましょう。

まとめ

ブランドバッグは、手入れが難しい革や特殊な素材を使用しているため、無理に自分でクリーニングしようとせず専門の業者に依頼すると安心です。クリーニングに出すことで汚れはもちろん、剥がれや色落ち、糸のほつれなどもキレイにすることができるのでメリットも多くあります。業者ごとに金額や得意とする素材、納期などが異なるので、可能であれば依頼前に見積りで金額を確認することをおすすめします。また、使用後の簡単なお手入れや保管方法の工夫で劣化を防ぐこともできます。クリーニングとセルフメンテンスを活用し、愛用のブランドバッグを長く使い続けましょう。

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