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学資保険への加入はおすすめしないと言われたのですが・・

どうやって将来の教育費を貯めるべきか。。

40代女性

決して裕福ではない我が家(夫・私・息子3歳)は、ろくな貯金が無いのですが、子供の将来のために大学までは通わせてあげたいと考えています。

今後、毎月1万以上は少なくとも貯金をして、そのほかできるコトといったら学資保険かな?と考えていました。

しかし、ネットや友人に話を聞くと「学資保険はおすすめしない」と言われ、「返戻金?」も期待できないので、貯金と変わらないと言われましたがイマイチ意味が分かりません。

学資保険がおすすめされていない理由と、我が家でできることを教えていただけるとありがたいですm(__)m

この質問の回答者

FP office planning salon にじいろ 代表 田島めぐみ

FP office planning salon にじいろ
代表 : 田島 めぐみ
生命保険業12年目。独立系ファイナンシャルプランナー。
沖縄県を拠点に、地域密着型こどもの金銭教育のイベントを主催。
長期資産形成、個人事業主のライフプラン、家計の見直し、保険の適正診断、女性専門のマネーセミナーを得意として活動している。

低金利が続いているので、学資保険でもお金が増えづらくなりました。ただし、学資保険に限らず預貯金でも金利はかなり低いです。返戻金は満期保険金のことですね。満期保険金は、お子さんの進学に合わせて受け取ることができるものですが、お祝い金と合わせても、支払い総額より少ないことも珍しくありません。なぜなら、学資保険は生命保険ですので保険料が含まれています。諸経費などが含まれるため、預貯金と比べると余分な支払いがあります。
学資保険はデメリットと感じる方もいれば、メリットになる方もいます。目的を明確にしたうえで検討してみましょう。

学資保険をおすすめしない場合

すでに死亡保険に加入しているなど、万が一の保障が十分にある場合は、わざわざ学資保険で教育費を貯める必要はないでしょう。
また、満期まで継続加入することが前提なので、途中で解約をすると今まで支払った保険料よりも戻ってくる解約返戻金は少なくなります。流動性の資金を準備する必要があるなら、預貯金で貯めた方がよい場合もあります。
運用が得意な方や、リスクをある程度許容できる方は、他の金融商品で貯めたほうが増やせる可能性もあります。

学資保険で教育費を貯めるメリットは?

デメリットがある一方で、メリットもあります。学資保険は、契約者が死亡・高度障害になった場合に、以後の保険料の払い込みをしなくでも、お祝い金や満期保金が受け取れます。教育資金だけは何があっても準備したい場合には、わずかな保険料で教育費の保障を持つことができます
それに、毎月引き落としで確実に貯めることができるため、手元にお金があったら、すぐに使ってしまいそうな方には向いているのかもしれません。

質問者へのアドバイス

これらのことを踏まえて、ポイントになるのは生命保険の必要性と貯める仕組みです。
生命保険にまだ加入していない、保障が十分でない場合は、学資保険のように積立てタイプの終身保険で貯める方法もありますし、掛け捨てタイプの保険で保障を充実させ、教育費は預貯金も含めた別の金融商品で準備するという考えもあります。つみたてNISAで運用しながら準備するなんて方もいらっしゃいます。

保険で積立てるメリットは、途中で解約がしづらいため継続しやすいということでしょうか。
いつでも引き出しができる資金があると使ってしまいそうな方には、強制的に貯める仕組みが大切かもしれません。

質問者の方は、40代でしっかりとした貯金がないとのことですが、家計の見直しは必要ではありませんか?
固定費がかかりすぎている、世帯収入を上げる努力をする、ふるさと納税の仕組みを利用して節税する、貯める仕組みづくりをするなど、さまざまな角度から家計を見直してみてください。ほんの少しの見直しでも、数年続けているだけで大きな差がでてきますよ。

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