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大学卒業までにかかる教育費と毎月の貯金額はいくら必要?

子供の将来と貯金額が心配です

40代女性

先月、ようやく待望の第一子が生まれ(男の子)た一児の母です。

現在の我が家の貯金は恥ずかしながら30万円程度で、これまでは夫婦共働きをしていましたが、当分の間わたしは育児に専念(もちろん我が子の成長を楽しみながら)する予定です。

今後の生活で一番の不安点は、子供が大学卒業までにかかる教育費と、必要な貯金額です。

毎月いくら貯金をして、いつまでにどれくらいの金額が必要か教えていただけるとありがたいです。ちなみに夫の年収は360万円で関東に住んでいます。

この記事の執筆者

えーるFPサポート
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、1級ファイナンシャル技能士、一種証券外務員資格、住宅ローンアドバイザー、家庭科教諭
代表:早乙女 美幸
子育て中にお金の不安からFP資格を取得。 赤字家計を3ヶ月で黒字化し、投資の実践を積んで得意分野に。 金融機関、自治体勤務ののちにFPとして独立。 「家族と女性のお金の専門家」 として個別相談にて家計改善や資産作りを多数サポート。執筆のほか、広く公的機関などで家計講座講師を務める。 ビール好き、一男一女の母。

はじめてのお子さんの成長が楽しみな一方で、教育費の準備を不安に思っていらっしゃるのですね。

確かに教育費は親にとって大きな負担ですが、質問者さんのようにお子さんが生まれてすぐに準備を始めることで、なるべく小さな負担で準備することができます。

準備したいのは大学の学費。高校までの教育費はそのときどきの家計でまかなうようにしましょう。

子どもの教育費の目安

お子さんの教育費は家庭によって大きく違いますが、学校や習い事・塾にどれくらいかけているか、全国の平均はこのようになっていますので参考にしてください。

教育機関 費用
公立小学校 約32万円
公立中学校 約49万円
公立高等学校 約46万円
私立高等学校 約97万円

(参考:年額・概算。 文部科学省平成30年度「子供の学習費調査」の結果

教育費準備のポイント

高校までの教育費を負担しながら大学の学費を用意するためには、なるべく早くから積み立てを始めるのがポイント。

例えば私立大学の平均学費は4年間で約460万円です。児童手当一人約200万円はそのまま教育費準備として貯蓄し、残りの260万円を0歳から高2までで準備する場合、月々の積み立て額は約12,700円になります。

このくらいの積み立てであれば、頑張れそうではないですか?ただ、現在の貯蓄も十分とは言えないので、教育費以外のための積み立てもしていきたいですね。

もし厳しいということでしたら、相談者さんのお仕事復帰を早めたり、無駄な固定費支出がないかチェックしたり、家計全体の見直しも検討してみてくださいね。

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