格安SIMの料金プラン徹底比較!月々の支払いを安くする方法をユーチューバーが紹介

2021年11月15日

この記事では家電量販店で店員を務め、Youtubeで家電専門チャンネルを開設されている家電の虎さんの「【徹底プラン比較】スマホ料金を安くする方法2021格安SIMのおすすめは?【大手は高いからダメ?】」の動画をもとに、2020年から盛り上がっている大手キャリアと格安SIMを含む料金について紹介します!

動画の全編はコチラ

まず初めに、独自の回線網を自社で保有している電気通信事業者である「docomo」「au」「Softbank」は3大キャリアと呼ばれ、格安SIM会社と比べて月額の料金が高い傾向にあります。

種類 月額の平均金額
大手キャリア 7,0009,000
格安SIM 1,0003,000
大手キャリアと比べて格安SIMの月額必要は6,000円以上も安いんです

しかし、菅総理の指令で「docomo」「au」「Softbank」の大手3大キャリアが新しい格安SIMブランドを2020年から2021年にかけて発表しました。

大手3大キャリアが非常に料金が安い新ブランドを作成して注目が集まった一方で、格安SIM会社が大手に対抗するために打ち出した料金などについても紹介いたします!

毎月の支払い料金を安くしたい方はぜひご覧ください!!

格安SIMはなぜ安い?料金が低い理由を解説!

まず初めに格安SIMが安い料金を簡単に説明すると、設備や人件費などを必要最低限まで削ってサービスを提供しているため料金が非常に安い形となっているのです・・・!

激安だからと言って必要以上に警戒する必要はありません

それでは、格安SIMが安い理由について詳しく紹介いたします。

電波塔の設置・維持の費用がかからないため

スマホやガラケーなどの携帯電話は「docomo」「au」「Softbank」いずれかの電波を利用して電話やネットに繋がっています。

突然ですが

電波を届ける電波塔に毎年いくらかかるかご存じですか?

答え:年間約2兆7,500億円もの金額を必要とするほど莫大な費用が発生しています。

3大キャリアは、電波塔の維持・管理費を契約者の月額料金でまかなっているため料金はどうしても高くなってしまいます。

基本料金のなかに電波塔などの維持費も含まれているんですね

一方で、格安SIM会社は3大キャリアの電波を間借りしているため自社で電波塔を作らずに電波を提供することができます。

自社で電波塔を持つ金額に比べて安い費用で間借りできているため結果的に月額料金も安くなっているのです。

窓口をオンラインにすることで人件費を節約しているため

スマホは売ったら終わりの商品ではなく、「トラブル発生時の相談窓口」「端末の修理を依頼する窓口」などアフターサービスも用意する必要があります。

3大キャリアは契約者のニーズに応えるために全国に店舗を構えていますが、そこには店舗を抱える家賃や光熱費・人件費などかかります。

1店舗にかかるランニングコストはざっと100万を超えるんじゃないかしら・・?

以下は3大キャリアの店舗数になります。

キャリア 店舗数
docomo 2,330
au 2,181
Softbank 2,279

※店舗数は2021年6月当時に調査した件数

もちろん店舗の維持費は月額料金に含まれる形になり、店舗を使わない人からしたら無駄な料金を支払っていることになります。

ショップの窓口でスタッフさんに相談したい人には嬉しいサービスなんですけどね

一方で、格安SIM会社は申し込みや問い合わせ窓口をオンラインに限定しており、店舗の家賃・光熱費・人件費が削減されているため月額料金は安くなります。

無駄なオプションプランへの加入・勧誘がないため

乗り換えや機種変更をする際に「このオプションに入ると安くなりますよ」と窓口のスタッフに進められて加入したことはありませんか?

加入から3か月間は無料で使えるけど、その後は月額300円程度の料金がかかるオプションに入ったまま。。といったことも月額料金が上がる原因になっていることがあります。

何年も前に店頭で手続きをした人は、無駄なオプションに加入している可能性が高いため料金の見直しをすることおすすめします。

店頭に料金の見直しに行った人が、無駄なオプションを外して月額料金が3,000円も安くなるなんてこともあるそうです…!

格安SIMのメリット

格安SIMのメリットは大きく3つです。

  • 月額料金が3大キャリアと比べて非常に安い
  • 手続きが簡単でいつでも申し込みができる
  • 通信量の少ない人は得られるメリットが大きい

これらについて詳しく紹介します!

メリット1:月額料金が3大キャリアと比べて非常に安い

格安SIMの平均料金は月額1,000~3,000円で、3大キャリアの約1/2~1/3ほどの安さであるところです。

料金が安いワケは紹介したので理由はもう分かっていますよね

格安SIMへ乗り換える人の多くは料金を安くしたいためで、MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)を利用して今使っている携帯番号も引き続き使えるので不便に感じることはありません。

いつでも、どこからでも手続きの申し込みができる

格安SIMは、オンラインで手続きができるため24時間いつでも、どこからでも申し込みが可能なので、思い立ったタイミングに契約手続きを簡単に行えます。

格安SIMの手続きに関するメリット

  • 受付の待ち時間がない
  • ショップ店員の説明や手続きの手間がない
  • 事務手数料がかからない
携帯ショップで整理券を発行して1時間以上も待たされることもありますもんね

ちなみにドコモショップで他社からの乗り換えをすると事務手数料で3,300円(税込)が発生するので、手続きの料金が無料なのも嬉しいところです。

メリット3:通信量の少ない人は格安SIMに乗り換える利点が大きい

3大キャリアの料金プランで契約している人の中には、毎月使えるデータ量のほとんどを消費していないのにも関わらず料金を支払っている人がいます。

例えば

docomoのギガホ(月のデータ通信量60GBのプラン)の7,000円に契約しているけれども、毎月のデータ使用量が10GBだった場合。

余った50GB分の料金はもちろん毎月支払わなければなりません。

これをUQmobileの15GB2,480円のプランに変更するだけで月々4,520円もお得になります。

格安SIMは毎月のデータ通信量が少なくて安いプランがたくさん用意されているんです

このように通信量の消費が少ない人は格安SIMに変更するメリットが非常に大きく、いま支払っている月額料金が半額になるケースも多くあります。

格安SIMのデメリット

格安SIMのデメリットは大きく3つです。

  • 3大キャリアと比べて通信が不安定で遅いことがある
  • アフターサービスの窓口が無い
  • 通信量の消費が多い人には不向き

これらについて詳しく紹介します!

デメリット1:3大キャリアに比べて通信速度が不安定

3大キャリアの電波を間借りしているためスマホの利用が集中する時間帯は、回線が混雑するため通信速度が遅くなることがあります。

格安SIMの最大の欠点は速度が遅くなることがあることです

回線が混雑しやすい時間帯

  • 朝の通勤通学8時頃
  • ランチタイムの12時頃
  • 帰宅時間の18時頃
  • 夜の余暇時間にあたる24時頃

利用者が集中する時間は電波が不安定になりやすいです。

ピーク時間にアプリ(オンラインゲーム)やYoutubeなど通信量が大きいサービスを利用する人は読み込み時間が長くなるなど不便に感じる可能性があります。

デメリット2:アフターサービスの窓口がない

格安SIMはオンラインでの申し込みや問い合わせがメインとなりショップ店員との対面でのサポートは受けられません。

サポートが無く困るケース

  • スマホ端末が故障したとき
  • 住所や引き落とし口座の変更方法が分からないとき
  • 機種変更や乗り換え方法がわからないとき など

もちろん格安SIMにも問い合わせフォームや電話窓口はあるため、わからない場合は相談できますが手取り足取り教えてもらうことはできません。

自らネットで調べて実行できる人じゃないと格安SIMは難しい側面があります

デメリット3:通信量の最大プランは月25GB程度まで

大手キャリアには通信量「無制限プラン」を用意していますが、格安SIMには基本的にありません。

25GB以上の通信量を消費する人は、追加料金を支払って通信量のキャップを開放することができますが、3大キャリアの無制限プランより月額の料金が高くなることがあります。

<追加料金例>

キャリア名 料金(税込)
IIJmio 1GBにつき220円
mineo 100MBにつき55円
LINE MOBILE 1GBにつき1,100円
ahamo 1GBにつき550円
UQmobile 100MBにつき220円
500MBにつき550円

ちなみに25GBでどのくらい使える?

種類 25GBの利用時間
Youtube※1 約50時間
Amazonプライムビデオ※2 約85時間
Netfrix※3 約100時間
LINEビデオ通話 約75時間
LINE音声通話 約825時間
AppleMusic 約130時間
WEBサイト 約87,250ページ

※1:スマホのデフォルトの画質である中画質で計算
※2:標準画質で視聴した際の時間
※3:データ使用料の設定を「自動」に設定した際の視聴時間

25GBと聞くと少なく感じるけど多くの人は通信量として十分な量がありそうですね

大手キャリアと格安SIM会社との比較表

格安SIMは料金が安い反面、通信が不安定で使えるデータ数が少ないといったデメリットがあることをご紹介いたしました。

携帯料金を見直す場合には、「自分がどういった使い方をしているかをキチンと把握」しておくことが大切です。

料金が安くなっても使えなければ意味が無いですもんね

以下は3大キャリアと格安SIMの機能比較表です。

項目 3大キャリア 格安SIM
料金
高い

安い
通信速度
快適

早い~遅い会社まで様々
ショップのサポート
充実
×
基本サポートなし
データ大容量プラン
あり

25GB程度まで
データ無制限プラン
あり
×
なし

現在大手のキャリアを使っている人は、この比較表を確認して問題なさそうでしたら格安SIMへの乗り換えを検討してみるとよいでしょう!

一口に格安SIMといっても通信が安定しているキャリアもあるのでこれからイチオシの会社を紹介しますね!

おすすめの格安SIM会社4選

それではスマホを知り尽くした家電量販定員がおすすめする格安SIMを目的別に紹介いたします!

Y!mobile:初心者&家族での契約で更に安くなる

格安SIM初心者で家族で加入したい人におすすめ「Y!mobile」

引用:Y!mobile

Y!mobileとは、Softbankのサブブランド(大手キャリアが提供する低価格帯のサービス)で、格安SIMのデメリットである「通信の不安定さ」と「アフターサービスが弱い」を克服したおすすめの格安SIM会社です。

出川哲朗さん、芦田愛菜ちゃん、片岡愛之助さんなどがCMキャラクターを務めていますね

Y!mobileの特徴

  • Softbankと同じ回線を利用しているため早く安定している
  • Softbankショップと併設して店舗(全国に約1,000店舗)ありサポートも充実

Y!mobileの最大の特徴は、他の格安SIMと比較して供給できる電波の総量が多いため電波が安定していることです。

理由は、Y!mobileはSoftbanと折半して同じ回線網を利用している企業であるため、3大キャリア並みの通信が可能なんです。

電波を間借りしないで使えているのでピークタイムでも速度が遅くなりにくいんです

また、Softbankと協業しているもうひとつのメリットは、実店舗を持てることです。

Softbankショップの中にY!mobileの店舗(全国に約1,000店舗)を併設しているため格安SIMでありながら大手と同様のアフターサービスが受けらるのです・・・!

そして最後に、3プランのみのシンプルな料金設定であることも魅力です。

3大キャリアの料金プランは複雑すぎて何が何だかわからないものね

<Y!mobileの基本料金プラン>

データ通信量 月額料金(税込)
3GB 2,178円
15GB 3,278円
25GB 4,158円

<通話オプション>

オプション名 月額料金(税込)
通話10分かけ放題 770円
国内通話かけ放題 1,870円

割引プランも非常に優れていて、以下の条件に当てはまると月額1,188円が割引されます。

  • 家族割:Y!mobileを使っている家族がいる(もしくは一緒に家族と加入する)
  • 光割:自宅に「Softbank光」もしくは「Softbank Air」を使っている

このようにY!mobileは、「通信が安定している」「店舗でのサポートや契約が可能」「プランがシンプルで分かりやすい」であるため、初めて家族で加入する人におすすめの格安SIMなんです。

UQmobile:初めての単身での格安SIM契約におすすめ

初めての格安SIMにおすすめ「UQmobile」

UQmobileはauのグループ会社でUQコミュニケーションズが提供する格安SIM会社です。Y!mobileの最大のライバル会社として比較されることが多いため、基本プランの数も同じで電波の質も良いと評判の会社です。

auの電波を間借りしているのにも関わらず、auとほぼ遜色のない安定性を出しています。

深川京子さん、多部未華子さん、長野芽衣さんのUQ3姉妹がCMを務めるUQコミュニケーションズが運営するサービスです

また、全国に約170店舗のショップを構えているためアフターサービスも充実していいます。

<UQmobileの基本料金プラン>

データ通信量 月額料金(税込)
3GB 1,628円
15GB 2,728円
25GB 3,828円

<通話オプション>

オプション名 月額料金(税込)
通話10分かけ放題 770円
24時間かけ放題 1,870円
月60分通話パック 550円
Y!mobileと異なり、UQmobileに割引プランはありません

Y!mobileとUQmobileどちらが良いか迷った場合の選び方

通信速度と品質、アフターサービスの品質ともに同等レベルである2社の選び方は、単純に月額料金が安くなる方を選ぶ形がおすすめです。

格安SIM 選び方
Y!mobile 家族割、光割が組める人
UQmobile Y!mobileで家族割と光割が組めない人

全料金プランでY!mobileよりUQmobileが安い料金設定となっていますが、Y!mobileで家族割や光割が適用できるとUQmobileより月額料金が安くなるため割引の適用条件を確認して判断するのがおすすめです。

楽天モバイル

電波は弱いけど問題なく使えたら格安「楽天モバイル」

引用:楽天モバイル

「docomo」「au」「Softbank」に続いて第4のキャリアとして名を挙げた企業が楽天モバイルは、独自の回線を使った1年間の利用料金が無料になる「Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)」を打ち出し話題になった格安SIMブランドです。

2021年に始まった新料金プランも1GBまで無料で、50GB以上を使っても3,278円と他社と比べても非常に安く、通信量の少ない人から多い人までに対応しているのが特徴です。

<楽天モバイルの基本料金プラン>

データ通信量 月額料金(税込)
1GB 無料
3GB 1,078円
20GB 2,178円
50GB以上 3,278円

<通話オプション>

オプション名 月額料金(税込)
国内通話かけ放題 無料

国内通話が無料で月額の利用料金を極限まで抑えたい人にはおすすめです。

料金プランが安い楽天モバイルですがデメリットがあるんです

楽天モバイルの弱点は、東京都内であれば問題はありませんが、基地局や電波塔が少ない地方や田舎をはじめ、都内であっても地下はかなり繋がりにくい点です。

電波が弱い理由としては、楽天は携帯事業を2018年に開始したばかりなうえに電波塔を自社で設置しているため基地局が少ないためです。

<5G回線のカバーエリア>

引用:通信・エリア | 楽天モバイル(2021年11月15日確認)

とはいえ、料金の安い楽天モバイルが利用できるのであれば非常に月額の料金を安くすることができます。

楽天モバイルに乗り換えたい人は、電波が届かない・非常に遅い地域があるため以下の手順を踏むのがおすすめです。

  1. まずはサブ回線(2台目)として楽天モバイルに契約
  2. 使用に問題が無ければ楽天モバイルに切り替える

1GBまでなら無料で利用できるため費用を負担することなくトライアルすることができるのも楽天モバイルの魅力です。

値段は安いけど通信速度が遅くて使えなかったら意味が無いですもんね

BIGLIBEモバイル:Youtubeジャンキーにおすすめ

引用:BIGLOBEモバイル

格安SIM業界で非常に有名な企業ですが、知名度が高くないためご存じない方も多いのではないでしょうか?

まず初めに、「Y!mobile」「UQmobile」の料金プランを比較するとかなり見劣りします。

<BIGLOBEの基本料金プラン>

データ通信量 月額料金(税込)
1GB 858円
3GB 1,100円
6GB 1,650円
12GB 3,520円
20GB 5,550円
30GB 7,975円

<通話オプション>

オプション名 月額料金(税込)
3分かけ放題 660円
10分かけ放題 913円
通話パック60 550円
通話パック90 913円

※1:最大1,188円分相当の通話料を660円で利用できるオプション
※2:最大1,728円分相当の通話料を913円で利用できるオプション

Softbankのデータ無制限プランが7,238円となり、金額だけを比較するとBIGLOBEは737円も高いため「どこに需要があるの?」と、首をかしげたくなると思います。

BIGLOBEの真骨頂は「エンタメフリー」と呼ばれる超お得なオプションにあります。

エンタメフリーに月額308円で加入すると「Youtube」「Apple Music」「Spotify」がデータ通信量としてカウントされないようになるのです。

例えば

毎月Youtubeで100GB以上(毎日動画を5時間ほど観覧)、その他LINEやネットの通信量は3GBの通信量が発生している人の場合。

BIGLOBEのエンタメフリーフリーオプションに加入すると月額1,480円まで料金を安くすることができます。

つまりエンタメフリーに加入するとYoutubeが見放題になるんです

おすすめの格安SIMの料金比較

これまで紹介したおすすめの格安SIM会社の料金比較表を紹介します。

割引や回線の安定性など金額で図ることができない要素については各社の紹介内容を参照してください!

会社名 Y!mobile UQmobile 楽天モバイル BIGLOBE
1GB - - 無料 858円
3GB 2,178円 1,628円 1,078円 1,100円
6GB - - - 1,650円
12GB - - - 3,520円
15GB 3,278円 2,728円 - -
20GB - - 2,178円 5,500円
25GB 4,158円 3,828円 - -
30GB - - - 7,975円
50GB - - 3,278円 -
自分で決められないのでればY!mobileを選べば大きく困ることがないわね

まとめ

「家電の虎さん」が務める家電量販店には、今回紹介した3大キャリアと格安SIM会社が併設されています。

現在契約しているスマホプランの見直しや、家電製品の値引きサービスなどを提供されています。

知識のある人に相談できるのは安心ですよね

月額料金をイマより安くしたい人は、ぜひ一度相談してみるのも良いでしょう!

この記事のもとになった動画

家電の虎-家電専門Youtubeチャンネル
ブログ、YouTubeで家電の虎を運営中。家電のおすすめ紹介以外に家電量販店の店員が家電のあれこれを語るチャンネルです。お店では言えないことをユーチューブにたくさん配信してみなさんが少しでも家電の購入時に役立つ内容をお届けします。
もともとブログを運営していたのですが、伝えたいことは動画の方が絶対に伝わるかなと感じています。
ブログ:家電の虎
youtubeチャンネル:家電の虎-家電専門チャンネル

[kayoco]

© よむしる