8月の引っ越し見積もりの相場費用と「安い日」「高い日」を徹底調査

8月は閑散期とは言えませんが引っ越しの依頼はそれほど多い時期ではありません。3〜4月の引っ越しの繁忙期を避けて引っ越すには良いタイミングといえます。

8月に引っ越しをする場合、実際にどのくらいの金額がかかるのでしょうか。できれば、あまり金額が高くなくて縁起の良い日に引っ越したいものですよね。

こちらの記事では「8月の引っ越しの見積もり相場」「8月の引っ越しで見積もり料金の安い日・高い日」「8月の引っ越しの縁起の良い日・悪い日」についてご紹介します。

8月に引っ越しを予定している方は少しでも安く、安心して引っ越しができるように、是非こちらをご一読ください。

8月の引っ越し見積もり相場

8月の引っ越しにかかる費用の相場は、荷物の量・曜日・運搬距離によって異なるものの、一人暮らしの引っ越しは38,669～58,447円、家族の引っ越しは79,951～134,292円がだいたいの目安になります。

一人暮らしの見積もり相場

8月に単身者が引っ越しをする場合の料金相場は、荷物が少ない引っ越しは38,669～45,746円、荷物が多い引っ越しは41,296～58,447円がだいたいの目安になります。

＜荷物量別：料金相場表＞

8月に一人暮らしの方が引っ越しする場合、引っ越し荷物の多い・少ないで価格の相場が変わってきますが、1年を平均すると年間の最安値です。

8月は家族の引っ越し見積もりは高めの傾向にありますが、一人暮らしの引っ越し見積もりは低めの傾向があります。これは、3〜4月の繁忙期を避けてお子さんの夏休みに引っ越す方が多いためだと思われます。

8月というと暑い時期で、引っ越しをする気が起こらないかもしれませんが、一人暮らしで「都内で、ちょっと移動したい」などという単身者の身軽な引っ越しには最適なシーズンです。

見積もり料金が格安で、引っ越し金額が抑えられるため、一人暮らしの方の8月の引っ越しはとてもおすすめといえます。

家族の見積もり相場

8月に家族世帯が引っ越しをする場合の料金相場は、2人家族の引っ越しは79,951～81,582円、3人家族の引っ越しは93,941～95,725円、4人家族の引っ越しは86,360～134,292円がだいたいの目安になります。
＜世帯別：料金相場表＞

8月の引っ越しで見積もり料金が安い日

8月の引っ越し見積もり料金が安くなる傾向のある日は、「第2・3火曜日」「11日（山の日）」「15日（お盆）」です。

土日に準備して月曜日に引っ越しや、金曜日に引っ越して土日に荷ほどきするという方も多いため、土日に隣接しない「火〜木曜日」は引っ越しの見積もりにお値引き感があります。

なお、一般的には祝日の翌日に引っ越しの見積もり費用が安くなる傾向がありますが、8月11日（山の日）については休日なのに見積もり金額が安い傾向があるので都合がつけば8月11日に早めに予約を依頼すると良いです。

また、お盆の時期には帰省などで引っ越し需要が減るためか、15日（お盆）も毎年見積もり料金が安い傾向にあるのは、8月の引っ越しの特徴です。

8月末に近づくと賃貸物件の契約更新の多いタイミングとなり、引っ越し需要が増えるためあまり安くはありません。格安な引っ越しを望むなら月の上旬から中旬までで行うのがおすすめです。

賃貸物件からの引っ越しの場合、「日割り」か「月割り」で退去時の家賃の清算方法が変わってきますので、契約書を確認の上、引っ越し日程を決める際には十分配慮しましょう。

なお、引っ越しの見積もり金額の傾向は日にちごとに、「サカイ引越センター」「アーク引越センター」の公式サイトから確認できます。

正確な引っ越し見積もりは引っ越し業者ごとに異なりますので、是非格安な日にちを確認後、概算見積もりだけでも早めに依頼してしまいましょう。

8月の引っ越しで見積もり料金が高い日

8月の引っ越し見積もり料金が高くなる日は「毎週の土日」「毎週の土日の前後の平日」「8月下旬」です。

土日には引っ越しの依頼が多いためどうしても見積りの価格が高くなる傾向にあります。

また、土日に準備して月曜日に引っ越しや、金曜日に引っ越しして土日に荷ほどきするという方も多いため、土日に隣接する月曜日と金曜日も見積もりが高い傾向があるのです。

さらに、8月の後半は賃貸物件の契約更新のタイミングなどが重なり、引っ越し需要が高くなるため見積もり料金が高くなる傾向があります。

なお、引っ越し先のマンションにエレベーターがない場合には、費用が割高になりますので予算の組み方に注意が必要です。

8月の引っ越しで見積もり料金が安い時期

引っ越しの見積もり料金が安い時期は、引っ越しの依頼件数がそれほど多くない5月～2月までの通常期と呼ばれる期間中です。8月の引っ越しは月別の平均相場から見ると4番目に高い時期となります。

また、来月（9月）の料金相場と比べると、単身引っ越しで2,474円安い、家族2人引っ越しは2,687円高い、家族3人引っ越しは4,650円高い、家族4人引っ越しは58円安い傾向にあります。

＜世帯別の月別料金相場＞

時期	一人暮らし	家族2人	家族3人	家族4人
1月	47,427円	75,038円	91,736円	105,268円
2月	49,705円	85,186円	51,575円	113,039円
3月	73,043円	123,359円	151,765円	178,835円
4月	59,940円	105,093円	119,835円	142,367円
5月	50,132円	82,125円	97,792円	114,516円
6月	47,743円	81,976円	93,145円	103,430円
7月	49,984円	80,948円	96,246円	117,913円
8月	46,040円	80,767円	94,833円	110,326円
9月	48,514円	78,080円	90,183円	110,384円
10月	46,071円	78,853円	93,798円	109,381円
11月	46,325円	75,734円	99,225円	10,3828円
12月	46,601円	78,022円	91,297円	101,529円

※相場費用の参照：引越し侍、SUUMO引越し見積もり

8月の引っ越しは縁起が悪い

8月の引っ越しは縁起が悪い時期と言われています。

理由は、8月はお盆の時期で、その時期に引っ越しを行うとご先祖様が帰る家がわからなくなってしまうということと、ご先祖様を迎える時期には慌ただしくするのはよくないからと言われています。

暦注から見た8月の引っ越しで縁起や良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」で、悪い日は「仏滅」「赤口」「不成就日」「三隣亡」が該当します。

引っ越しは縁起の良い日にしたいと考える場合には、「大安」などの「吉日」にあたる日にちを選ぶのが一番です。

また、そこまで縁起の良くない日でもいいので「凶日」だけ避けたいという場合には、「仏滅」「不成就日」「三隣亡」だけでも避けましょう。

なお、引っ越し先の方角が気になる場合には九星気学の吉方位を参考にされると良いですよ。

令和4年（2022年）の8月10日・22日・27日は「先勝」または「友引」で「一粒万倍日」のため、午前中に引っ越しをされるのが特におすすめです。

また、27日は「友引」で「天赦日」ですので、こちらも午前中の引っ越しが縁起の良いタイミングとなります。

令和4年（2022年）の8月には、「仏滅」「赤口」と、「不成就日」「三隣亡」が重なる日はありませんでした。

16日は、「不成就日」と「受死日」が重なりますが、どうしてもこの日に引っ越しを行わなくてはいけない場合、16日は「先勝」ですので、午後よりは午前中に引っ越しを行う方が良いでしょう。

縁起にこだわる場合でも吉日を選ぶだけではなく、凶日をうまく避けるなどして引っ越しに最適な日を見つけてください。

まとめ

こちらの記事では、8月の「引っ越しの見積もり相場」や、見積もり金額の「安い日・高い日」などを紹介しました。

8月の引っ越し費用は、一人暮らしの引っ越しで38,669～58,447円、家族の引っ越しで79,951～134,292円がだいたいの目安になります。

8月の引っ越し見積もり料金が安くなる傾向のある日は、「第2・3火曜日」「11日（山の日）」「15日（お盆）」で、見積もり料金が高くなる日は「土日」「土日の前後」「8月下旬」です。

8月は、学生の夏休みなどで家族の引っ越しがしやすいことから、家族での引っ越しはそれほど安いとは言えません。

しかし、一番安い11月よりも15,000程度高額で、一番高額な3月よりも50,000〜60,000円ほど安く引っ越しを行うことができます。

また、一人暮らしの方の引っ越しは8月の引っ越し見積もりが、通年で最安値となりますので、近隣などちょっとした引っ越しにもとてもおすすめです。