この記事では「2月の引っ越し見積もりは安い?」「引っ越しに縁起が良い日はいつだろう」といった疑問にお答えします。2月の引っ越しの見積相場と縁起が良い日を知りたい方にとって、役立つ情報を解説していきます。
2月の引っ越し見積もり相場
2月の引っ越しにかかる費用の相場は、荷物の量・曜日・運搬距離によって異なるものの、一人暮らしの引っ越しは40,011~62,694円、家族の引っ越しは83,686~129,057円がだいたいの目安になります。
一人暮らしの見積もり相場
2月に単身者が引っ越しをする場合の料金相場は、荷物が少ない引っ越しは40,011~48,617円、荷物が多い引っ越しは47,496~62,694円がだいたいの目安になります。
見積もり料金に大きく影響するのが、荷物の量や種類です。引っ越し業者は、必要なトラックの大きさや作業員の数、作業時間などを考慮して見積もりを概算しています。
下記の料金相場表からも分かるように、荷物の量によって料金に1万円以上の差が出ています。
不要な荷物を処分したり、小さい荷物を自分で運んだりしておくのが、安く抑えるコツです。
<荷物量別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
少ない | 44,314円 |
多い | 55,095円 |
家族の見積もり相場
2月に家族世帯が引っ越しをする場合の料金相場は、2人家族の引っ越しは83,686~86,685円、3人家族の引っ越しは92,513~100,637円、4人家族の引っ越しは97,021~129,057円がだいたいの目安になります。
家族の引っ越しは、大型家電や家具といった大きな荷物が多いのが特徴です。物件の広さや間取りによっては、荷物が搬入できないトラブルが発生することもあります。
家具や家電の寸法を測り、新居に搬入できるか確認しておきましょう。また、あらかじめ引っ越し業者と打ち合わせを行い、マンションへの搬入方法などについて相談しておくと安心です。
<世帯別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
2人家族 | 85,186円 |
3人家族 | 96,575円 |
4人家族 | 113,039円 |
2月の引っ越しで見積もり料金が安い日
2月の引越し見積もり料金が安くなる日は、「月初め」「金曜日を除いた平日」「仏滅や赤口の日」です。
学生や新社会人など多くの人が新生活を迎える4月に向け、繁忙期に向かっていく2月。閑散期ほどではないものの、月前半の早い時期なら格安で引っ越しできる可能性があります。
引っ越しの料金が安い日
- 繁忙期に入ってすぐの月初め5日間は格安
- 比較的空いている月曜~木曜は割安
- 仏滅や赤口は価格が下がりやすい
第1週目の月曜から木曜のうち、仏滅の日が最安値となる期待値が高いでしょう。前もってカレンダーを確認し、早めに日にちを決めておくことが大切です。
引っ越しのお特日は、サカイ引越センターやアーク引越センターのサイトでも確認できます。
2月の引っ越しで見積もり料金が高い日
2月の引越し見積もり料金が高くなる日は、「月末」「土日や祝日」「大安の日」です。
引っ越しの依頼件数が増える3月が近づくにつれ、料金は上がっていきます。
引っ越しの料金が安い日
- 依頼が増え始める2月末は料金が大幅に上昇
- 土日は値引きされにくい
- 「天皇誕生日」「建国記念の日」は料金が高い
- 人気がある大安の日は高い傾向
2月は、上旬から中旬、下旬と、後半になればなるほど料金が上がっていきます。特に月末の土日は避けた方が良いでしょう。
また、縁起が良いとされる「大安」の日に引っ越しする人が多いため、その分料金も割高になります。
2月の引っ越しで見積もり料金が安い時期
引っ越しの見積もり料金が安い時期は、引っ越しの依頼件数がそれほど多くない5月~2月までの通常期と呼ばれる期間中です。2月の引っ越しは月別の平均相場から見ると5番目に安い時期となります。
2月は5番目に安い
また、来月(3月)の料金相場と比べると、単身引っ越しで23,338円安い、家族2人引っ越しは38,173円安い、家族3人引っ越しは55,190円安い、家族4人引っ越しは65,796円安い傾向にあります。
<世帯別の月別料金相場>
時期 | 一人暮らし | 家族2人 | 家族3人 | 家族4人 |
1月 | 47,427円 | 75,038円 | 91,736円 | 105,268円 |
2月 | 49,705円 | 85,186円 | 96,575円 | 113,039円 |
3月 | 73,043円 | 123,359円 | 151,765円 | 178,835円 |
4月 | 59,940円 | 105,093円 | 119,835円 | 142,367円 |
5月 | 50,132円 | 82,125円 | 97,792円 | 114,516円 |
6月 | 47,743円 | 81,976円 | 93,145円 | 103,430円 |
7月 | 49,984円 | 80,948円 | 96,246円 | 117,913円 |
8月 | 46,040円 | 80,767円 | 94,833円 | 110,326円 |
9月 | 48,514円 | 78,080円 | 90,183円 | 110,384円 |
10月 | 46,071円 | 78,853円 | 93,798円 | 109,381円 |
11月 | 46,325円 | 75,734円 | 99,225円 | 10,3828円 |
12月 | 46,601円 | 78,022円 | 91,297円 | 101,529円 |
※相場費用の参照:引越し侍、SUUMO引越し見積もり
2月の引っ越しは縁起が普通
2月の引っ越しは縁起が普通の時期と言われています。
縁起が良くないとされているのは、1月、5月、9月。仏教の正五九祭に由来します。お正月や田植え、収穫祭がある時期に引っ越しをしてはいけない、というものです。
かつて、日本人の生活の中心は農業でした。種まきや収穫といった大事な時期に引っ越しをして、周囲に迷惑をかけることを避けていたのです。
ただ、日本人の多くが農耕民族でない現代においては、あまり気にする必要はないかもしれません。暦注から見た2月の引っ越しで縁起や良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」で、悪い日は「仏滅」「赤口」「不成就日」「三隣亡」が該当します。
暦注とは、カレンダーに記載された日別の「六曜」「二十八宿」「九星」など陰陽道や民間信仰における吉凶(縁起が良いか悪いか)を指します。
「大安」は、引っ越しだけでなく、結婚や葬儀などの様々な場面で重視される吉日です。朝から晩まで「吉」とされているので、新生活に関するあらゆる物事に向いています。
日本の暦のなかで「最高の吉日」と呼ばれるのが「天赦日」。中国の陰陽五行説・十干十二支に由来します。「どんな新しい取り組みでも上手くいく日」とされており、1年に5~6日ほどしかありません。
「一粒万倍日」も引っ越しに適した縁起の良い日とされています。特に「天赦日」など他の吉日と重なると、最高の運気になると言われています。
一方で、六曜のなかで縁起が悪いと言われるのが「仏滅」や「赤口」です。「三軒隣まで滅亡させる」という意味の「三隣亡」は、建築業界では「大凶の日」として知られています。
2022年2月は一粒万倍日が4回あります。なかでも5日と17日は大安と重なるため、特に縁起が良い日と言えるでしょう。
特に縁起が悪い日は、不成就日と三隣亡が重なる27日です。
また、暦注のほか、縁起の良い「方位」も存在します。風水や九星気学における考え方で、自分がどの方角に動くかによって運勢が変わる、というもの。
縁起の良い方角は「吉方位」、悪い方角は「凶方位」と呼ばれます。自分の引っ越し先が「吉方位」かどうか調べるのも良いかもしれませんね。
まとめ
引っ越しにかかる費用は「都内・地方在住」「賃貸・持ち家」などの条件により様々です。しかし、引っ越し時期は、利用する人が少ない日を選べば安くできます。
おすすめは、2月の早い時期に引っ越しを行うことです。3月の引っ越しシーズンが近づくにつれて料金も高くなっていきますので、早めの予約が肝心となります。
縁起の面でも、2月は特にダメな時期というわけではありません。大安と一粒万倍日が重なる吉日もありますので、日程を決める際はぜひ参考にしてみてください。
ただし、縁起の良い日を選ぶデメリットは、金額が割高になる可能性があることです。縁起が良い日に引っ越しができるメリットと比較して、予算内で家族や自分に最適なタイミングを見つけましょう。