この記事では、1月の引っ越し見積もりについて解説します。「引っ越しにおすすめのタイミング」「引っ越しに良くない日」が知りたい方にとって有益な内容です。
1月の引っ越し見積もり相場
1月の引っ越しにかかる費用の相場は、荷物の量・曜日・運搬距離によって異なるものの、一人暮らしの引っ越しは42,652~52,202円、家族の引っ越しは75,038~105,268円がだいたいの目安になります。
一人暮らしの見積もり相場
1月に単身者が引っ越しをする場合の料金相場は、荷物が少ない引っ越しは38,115~47,189円、荷物が多い引っ越しは39,628~64,776円がだいたいの目安になります。
地方に住んでいた方は、都内の引っ越しの場合に想定以上に費用がかかる場合があるでしょう。
また、一人暮らしの場合は賃貸物件に住んでいるケースが多いと思います。引っ越しの際は、予約を取る前に大家さんに連絡しておきましょう。
<荷物量別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
少ない | 42,652円 |
多い | 52,202円 |
家族の見積もり相場
1月に家族世帯が引っ越しをする場合の料金相場は、2人家族の引っ越しは74,508~75,567円、3人家族の引っ越しは89,934~93,538円、4人家族の引っ越しは85,961~124,574円がだいたいの目安になります。
マンションの場合は、エレベーターの有無で金額が変わります。階段で運ぶほうが破損事故のリスクが高くなるため、費用が高くなるケースが多いです。引っ越しにおいて、エレベーターが使えないことはデメリットです。
エレベーターがない場合は、事前に引っ越し業者に伝えていないと当日の追加費用を請求される可能性があります。予算オーバーのリスクがあるので、概算でも金額を確認しておきましょう。
<世帯別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
2人家族 | 75,038円 |
3人家族 | 91,736円 |
4人家族 | 105,268円 |
1月の引っ越しで見積もり料金が安い日
1月の引っ越し見積もり料金が安くなる日は、「下旬・中旬より上旬」「週末よりは週の前半」「元旦明けの第1週」です。
年始で会社が稼働を始める時期が、金額が安くなる傾向があります。
引っ越しの料金が安い日
- 正月明けは引っ越しする人が少ないから格安
- 火曜は値引き率が高い日が多い
- 1週目と2週目は閑散期で価格が下がりやすい
元旦明けの月曜・火曜は、最安値の見積もりとなる期待値が高いです。この時期に引っ越しを計画すると、費用面でメリットがある可能性が高いでしょう。
引っ越しのお特日はアート、サカイのサイトで確認できます。
1月の引っ越しで見積もり料金が高い日
1月の引っ越し見積もり料金が高くなる日は、「平日より土日祝日」「月初より月の後半」「特に月末」です。
転勤などで日程の調整が難しい場合など以外は、日にちをずらしたほうが良いでしょう。
引っ越しの料金が安い日
- 日曜は時間を作りやすいため割引されにくい
- 成人の日は割引率が高くない
- 元日は繁忙期ではないが稼働が少ないため料金が高い
- 1月末は土日ともに料金の値引きがされにくい
年始や仕事初めなどの行事が終わり、落ち着いてきた下旬の時期に引っ越しシーズンに入ると考えられます。そのため、1月の3周目以降は引っ越し料金が高くなる傾向があります。
1月の引っ越しで見積もり料金が安い時期
引っ越しの見積もり料金が安い時期は、引っ越しの依頼件数がそれほど多くない5月~2月までの通常期と呼ばれる期間中です。1月の引っ越しは月別の平均相場から見ると5番目に安い時期となります。
1月は5番目に安い
また、来月(2月)の料金相場と比べると、単身引っ越しで2,278円安い、家族2人引っ越しは10,148円安い、家族3人引っ越しは40,161円高い、家族4人引っ越しは7,771円安い傾向にあります。
<世帯別の月別料金相場>
時期 | 一人暮らし | 家族2人 | 家族3人 | 家族4人 |
1月 | 47,427円 | 75,038円 | 91,736円 | 105,268円 |
2月 | 49,705円 | 85,186円 | 96,575円 | 113,039円 |
3月 | 73,043円 | 123,359円 | 151,765円 | 178,835円 |
4月 | 59,940円 | 105,093円 | 119,835円 | 142,367円 |
5月 | 50,132円 | 82,125円 | 97,792円 | 114,516円 |
6月 | 47,743円 | 81,976円 | 93,145円 | 103,430円 |
7月 | 49,984円 | 80,948円 | 96,246円 | 117,913円 |
8月 | 46,040円 | 80,767円 | 94,833円 | 110,326円 |
9月 | 48,514円 | 78,080円 | 90,183円 | 110,384円 |
10月 | 46,071円 | 78,853円 | 93,798円 | 109,381円 |
11月 | 46,325円 | 75,734円 | 99,225円 | 10,3828円 |
12月 | 46,601円 | 78,022円 | 91,297円 | 101,529円 |
※相場費用の参照:引越し侍、SUUMO引越し見積もり
1月の引っ越しは縁起が悪い
1月は引っ越しするのに、縁起が悪い時期と言われています。
理由は、正五九祭の影響から「引っ越してはいけない」と言われているからです。正五九祭とは1月・5月・9月のことで、お祝いの時期と言われています。
現代は業者に頼めば、1人でも十分に引っ越し可能です。しかし昔の日本は、農業が生活の中心で、引っ越しは村人との協力で行われる一大行事でした。
そのため、種まきや収穫祭などの時期に引っ越しを行うことは、良くないこととされています。それでも、現代の価値観で考えれば「ダメな時期」とは言えません。住んでいる地域によって価値観が異なる場合もあるので、年配の方に聞いてみることをおすすめします。
暦注から見た1月の引っ越しで縁起や良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」で、悪い日は「仏滅」「赤口」「不成就日」「三隣亡」「土用」が該当します。
暦注とは、カレンダーに記載された日別の「六曜」「二十八宿」「九星」など陰陽道や民間信仰における吉凶(縁起が良いか悪いか)を指します。
一粒万倍日は「何かを始めるのに最適な日」と呼ばれていて、引っ越しにもおすすめです。また一粒万倍日と他の吉日と重なると、効果が倍増してさらに縁起が良くなると言われています。
一方で特に引っ越しするのに縁起が悪い日は、仏滅と不成就日です。仏滅も不成就日も、全てのことがうまくいかない日とされています。
しかし、引っ越しに良くないとされる日は、1月の中でも多くあります。中には、六曜の凶日と選日の吉日が重なるケースがあります。そのため、凶日をすべて避けて吉日のみを選ぶことは難しいでしょう。
2022年1月11日は、日本の暦のなかで「最高の吉日」と言われる天赦日に該当します。天赦日は1年に5〜6日しかありません。さらに、11日は「一粒万倍日」とも重なる最高の運気です。
仏滅が2日、7日、13日、19日、25日、31日と6日あります。また、不成就日は8日、16日、24日と3日あるので注意しましょう。
まとめ
引っ越しは時期によって需要と供給のバランスが変化し、金額が大きく変動します。なぜなら、進学や就職・転職に結婚など、人生の節目に行われることが多いためです。
また、仕事や学校を休める土日祝日は依頼が多くなるため、平日に予定が空けられる人は安く依頼できるでしょう。
引っ越しは、実施する時期による「縁起」を気にする方が多いです。新しい生活のスタートとなるため、縁起に良い日の行ったほうが良いと考えられています。しかし、引っ越しに縁起の良い吉日は六曜や選日といった基準があるため、全てを把握してベストな日程を選ぶのは難しいです。
さらに引っ越しには「吉方位」「凶方位」という概念があります。自分が今いる場所からどの方角に動くかについて、運勢が変わるという考え方です。自分にとって縁起が良い方位は、産まれ年や引っ越す年によって異なります。
この記事を参考にしていただき、費用面においても縁起においても新しい生活をスタートさせるのにふさわしい日を選んでください。