この記事では「3月の引っ越し見積もりの相場が知りたい」「特に安い日はある?」といった疑問を解決します。縁起の良い日・悪い日についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
3月の引っ越し見積もり相場
3月の引っ越しにかかる費用の相場は、荷物の量・曜日・運搬距離によって異なるものの、一人暮らしの引っ越しは58,168~87,643円、家族の引っ越しは118,811~188,056円がだいたいの目安になります。
一人暮らしの見積もり相場
3月に単身者が引っ越しをする場合の料金相場は、荷物が少ない引っ越しは58,168~67,481円、荷物が多い引っ越しは78,879~87,643円がだいたいの目安になります。
引っ越し業者の多くは、単身者向けのサービスを取り扱っています。「単身パック」や「単身プラン」と呼ばれるものです。
「単身パック」では、決まったサイズのコンテナボックスや段ボール箱にパッキングをします。荷物の量や箱のサイズに制限はあるものの、訪問見積もりが不要で格安になるというメリットがあります。都内の賃貸マンションで暮らすといった人には、非常におすすめです。
一方「単身プラン」では、コンテナボックスは使用しません。通常の引っ越しプランと同様に段ボール箱が無料なので、荷物が多い人は安心です。デメリットは、荷物が少量の人にとっては割高になる可能性があるということです。
<荷物量別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
少ない | 62,825円 |
多い | 83,261円 |
家族の見積もり相場
3月に家族世帯が引っ越しをする場合の料金相場は、2人家族の引っ越しは118,811~127,907円、3人家族の引っ越しは150,477~153,053円、4人家族の引っ越しは169,613~188,056円がだいたいの目安になります。
家族の引っ越しは荷物が多くなりやすく、準備にも時間がかかるものです。引っ越し当日までに準備が終わらなければ、追加料金が発生したり、引っ越しが延期になったりしてしまいます。
特に、繁忙期は引っ越し業者に問い合わせが殺到するため、手続きに時間がかかる可能性があります。1~2か月前から少しずつ準備を始めておくと、安心して引っ越し当日を迎えることができるでしょう。
また『引越し侍』などの引っ越し情報サイトでは、引っ越し準備のチェックリストが無料で提供されています。何から準備すれば良いか分からないという人は、ぜひ利用してみてください。
<世帯別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
2人家族 | 123,359円 |
3人家族 | 151,765円 |
4人家族 | 178,835円 |
3月の引っ越しで見積もり料金が安い日
3月の引越し見積もり料金が安くなる日は、「月前半、特に上旬」「水曜日・木曜日」「仏滅や赤口の日」です。
学生や社会人の新生活スタートを間近に控えた3月は、引越し業者も人手不足になりがちです。そのため、3月における割引料金の適用は、他の月に比べるとかなり少なくなります。
引っ越しの料金が安い日
- 繁忙期に入ったばかりの上旬は安い
- 水曜日・木曜日は比較的空いているため割安
- 仏滅や赤口の日は金額が下がりやすい
上旬の水曜か木曜、かつ仏滅の日を選べば、3月において最安値の見積もりが期待できます。3月に引っ越しを予定されている方は、早めにカレンダーをチェックしておきましょう。
引っ越しのお特日は、サカイ引越センターやアーク引越センターの公式サイトでも確認できます。
3月の引っ越しで見積もり料金が高い日
3月の引越し見積もり料金が高くなる日は、「下旬」「金曜日~日曜日」「大安の日」です。
3月は1か月を通して料金が高くなる傾向にありますので、特に料金が上がる条件が重ならないよう注意する必要があります。
引っ越しの料金が高い日
- 中旬→下旬になるほど高くなる
- 金曜日~日曜日は、値引きされないことが多い
- 大安の日は人気なので高い
閑散期と異なり、3月は引越し予約そのものが取りにくくなります。会社の異動は3月後半に発表されることが多く、このシーズンに引越しの依頼が殺到するためです。
社会人が予定を入れやすい週末も、割引が適用されにくいので注意しましょう。
また、3月の祝日は「春分の日」です。祝日は、単身者の場合には高くなる一方、家族の場合には安くなるというデータも示されています。
(参考:引っ越し費用・料金の相場|SUUMO引っ越し見積もり)
3月の引っ越しで見積もり料金が安い時期
引っ越しの見積もり料金が安い時期は、引っ越しの依頼件数がそれほど多くない5月~2月までの通常期と呼ばれる期間中です。3月の引っ越しは月別の平均相場から見ると1番高い時期となります。
3月は12番目に安い
また、来月(4月)の料金相場と比べると、単身引っ越しで13,103円高い、家族2人引っ越しは18,266円高い、家族3人引っ越しは31,930円高い、家族4人引っ越しは36,468円高い傾向にあります。
<世帯別の月別料金相場>
時期 | 一人暮らし | 家族2人 | 家族3人 | 家族4人 |
1月 | 47,427円 | 75,038円 | 91,736円 | 105,268円 |
2月 | 49,705円 | 85,186円 | 96,575円 | 113,039円 |
3月 | 73,043円 | 123,359円 | 151,765円 | 178,835円 |
4月 | 59,940円 | 105,093円 | 119,835円 | 142,367円 |
5月 | 50,132円 | 82,125円 | 97,792円 | 114,516円 |
6月 | 47,743円 | 81,976円 | 93,145円 | 103,430円 |
7月 | 49,984円 | 80,948円 | 96,246円 | 117,913円 |
8月 | 46,040円 | 80,767円 | 94,833円 | 110,326円 |
9月 | 48,514円 | 78,080円 | 90,183円 | 110,384円 |
10月 | 46,071円 | 78,853円 | 93,798円 | 109,381円 |
11月 | 46,325円 | 75,734円 | 99,225円 | 10,3828円 |
12月 | 46,601円 | 78,022円 | 91,297円 | 101,529円 |
※相場費用の参照:引越し侍、SUUMO引越し見積もり
3月の引っ越しは縁起が良い
2022年の3月の引っ越しは縁起が良い時期と言われています。
理由は「大安」「天赦日」といった縁起の良い日が、他の月と比べ多く存在しているからです。
暦注から見た3月の引っ越しで縁起や良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」で、悪い日は「仏滅」「赤口」「不成就日」「三隣亡」が該当します。
暦注とは、カレンダーに記載された日別の「六曜」「二十八宿」「九星」など陰陽道や民間信仰における吉凶(縁起が良いか悪いか)を指します。
「天赦日」は、何か新しいことを始めるのに適した日と言われています。年にわずか5~6日しかありません。
「一粒万倍日」は年に60日程度あり、1粒の米が万倍に増えるという意味で吉日とされています。
2022年の3月は「大安」「天赦日」「一粒万倍日」が合わせて10日も存在しています。およそ3日に1日は、縁起の良い日ということになりますね。
特に26日は、天赦日と一粒万倍日が重なっています。1年で数日しかない貴重な吉日といえるでしょう。
特に縁起が良くないのは「不成就日」と「三隣亡」が重なる27日です。「不成就日」は何をやっても上手くいかない日、「三隣亡」は建築に関する行事を避けた方が良い日と言われています。
なお1年のなかで「引越ししてはダメな時期」と言われるのが、1月、5月、9月です。仏教における正五九祭という考え方に由来しています。
縁起に関しては「吉方位」という考え方も存在します。人に良い影響を与え、運気を高めてくれる方位のことです。これから引越しを検討される方は、あらかじめ「吉方位」の地域に引っ越し先を設定するのも良いかもしれませんね。
まとめ
3月の引っ越し見積もりは、おおむね高額となる傾向があります。引越しにかかる費用を少しでも抑えたいのであれば、他の月に予定をずらすことをおすすめします。
それでも「物件の事情等でどうしても3月に引っ越ししなければならない」というケースもあるでしょう。3月のなかでも上旬の平日を選べば、比較的安く引っ越しできる可能性があります。一方で3月末の引っ越しは高額になるため、おすすめできません。
希望する引っ越しのタイミングでどのくらいの費用がかかるのか、あらかじめ概算しておくと安心ですね。
縁起の面から考えると、3月の引越しはおすすめです。特に2022年3月26日は、年に数日しかない非常に縁起の良い日となっています。
残念ながら、3月の引っ越しにおいて「価格の安さ」と「縁起の良さ」を両立させることは困難です。自身の予算を考慮しながら、最良の日にちを選択しましょう。