SEOの外部対策とは?効果的な被リンク獲得や内部対策との違いを解説

2022年7月13日

「SEOの外部対策を強化したい!」と考えている人は多いのではないでしょうか。被リンクの獲得を目的とする外部SEOは、検索上位を獲得する上で大切な仕組みです。

「今は効果がない」「昔は重要だった」という声もありますが、現在でも有効な手段です。ただし被リンクの獲得方法を間違えると、ペナルティになってしまう可能性もあるため注意が必要です。

この記事では、外部SEO対策の意味や効果的な施策、おすすめのツールを解説します。メディアやサイトを上位表示したい人は、ぜひ参考にしてください。

外部SEOとその他の対策の違い

外部SEO対策をするなら、まずは他のSEO対策についても理解を深める必要があります。

SEO対策の主な種別

  • 外部対策
  • 内部対策
  • コンテンツSEO

この章では、外部SEO対策と合わせて、上記2つのSEO対策について詳しく解説します。SEO対策の基礎となる施策となるため必ず抑えておきましょう。

外部SEO対策とは

外部SEO対策とは、被リンク(外部リンク)の獲得を目的とした施策です。他のサイトから自社サイトにリンクを貼ってもらい、検索エンジンからのサイトと記事の評価の向上が図れます。

SEOで強いな~って思って見ているサイトの多くが良い被リンクをたくさん獲得しています

また、検索エンジン上でサイト名や企業名について言及されるサイテーションも効果的です。被リンクやサイテーションは、第三者からの評価です。

検索エンジンは、被リンクやサイテーションなど外部サイトもサイトの品質評価の対象としています。そのため、他サイトがリンクを設置したくなるような情報を発信するなどして、外部リンクの獲得を図るサイト運営者も多くいます。

内部SEOとの違い

内部SEOとは、自社サイトの内部に対して行うSEO施策です。外部SEOが周りからの評価を集めるのに対し、内部SEOは内側から改善していくことを目的としています。

主な内部SEO対策としては

  • タイトル
  • メタディスクリプション
  • 見出し
  • タグ
  • 内部リンク

上記の要素を改善していくことが大切です。検索エンジンは、これらの要素を元に検索順位を決定しています。

ユーザーがメディアを快適に閲覧できるようにしていく取り組みだと覚えておいてください。

コンテンツSEOとの違い

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを発信し続けるSEO対策です。ユーザーが探し求めている情報に対し、良質なコンテンツを投下すれば新規ユーザー獲得や滞在時間の向上などが見込め、検索エンジンから評価されるという考え方です。

テクニック要素のある外部SEOや内部SEOとは違い、時間をかけて良質なコンテンツを作り続けることを目的としています。また今後は、コンテンツSEOが重要になってくると予想されています。

有効な外部SEO対策は3種類

外部SEO対策に重要なのは被リンクだけではありません。検索エンジンは、複数の外部要素を組み合わせた上で検索順位を決定します。

外部SEO対策に有効な方法は以下の3種類があります。

  • 被リンク
  • サイテーション
  • SNS

次章ではそれぞれの対策方法について詳しく解説していきます。

被リンク

被リンクとは、他サイトから自社サイトに向けられたリンクです。バックリンクや外部リンクと呼ぶこともあります。

検索エンジンは、第三者からの評価となる被リンクを重視しています。特に被リンクの質と量が重視され、良質な被リンクが増えるほど検索エンジンからの評価も上がります

ただし、無闇に被リンクを増やすのはおすすめできません。数が多ければいいわけではなく、どんなサイトから被リンクが貼られているかも重要です。

サイテーション

サイテーションとは「引用」「言及」という意味を持つ言葉です。他サイトで、自社サイトについて引用や言及があると、検索エンジンは評価してくれます。

サイテーションの例としては

  • サイト名(ブランド名、企業名、サービス名)
  • 住所、電話番号
  • テキストURL

等があります。

例えば、他サイトで自社のサービス名が出るだけでも、検索エンジンはサイテーションとして評価します。被リンクほど直接的なものではありませんが、ひとつの指標として考えておいてください。

SNS

自社サイトがSNSにシェアされると認知度向上につながります。

ちなみにSNSでリンクが共有されても、被リンクにはならず検索エンジンの評価対象には入りません。

かし、SNSで拡散されてサイトの知名度が上がれば、サイテーションや被リンク獲得のきっかけになります。

多くのサイトでは、記事の下部にFacebookやTwitterの共有ボタンを設定しています。このような共有されやすい仕組みを作れば、間接的なSEO対策となります。

外部SEO対策のペナルティに注意!対策の方法とは?

外部SEO対策は、ペナルティを受けやすいという特徴を持っています。

被リンクが悪質なサイトや関連性の低いサイトからだと、検索エンジンからの評価が下がってしまうからです。

逆に良質な被リンクを増やすと、検索エンジンから評価されます。

特にペナルティを受けやすい被リンクが以下の3つです。

  • 相互リンク
  • 掲示板リンク
  • ひとつのページに多数のリンク

これらは不自然なリンクとして、ペナルティになりやすい傾向があります。

被リンクの判断基準は明確になっていませんが、ユーザーにとって価値のあるリンクを集めることが評価の対象になると覚えておいてください。

【最新版】SEO外部対策におすすめのツール

最後にSEO外部対策におすすめのツールを紹介します。

特におすすめのツールが以下の3つです。

  • Google Search Console(無料)
  • Majestic SEO(有料)
  • ahrefs(有料)

それぞれの特徴を解説します。

Google Search Console(無料)

画像引用元:Google Search Consol

Google Search Consoleは、Google公式の分析ツールです。

  • 記事のPV数
  • 滞在時間
  • 読者の属性
  • 流入元の情報

このように、集客したデータをチェックできます。

またリンク機能を活用すれば、どのサイトから被リンクされているのか分かります。それに加え、手動ペナルティの状況も検知できるため、悪質な被リンク対策にもつながります。

その他にも、キーワードの検索状況も調査できる等、外部SEO対策に必要な機能が詰まっています。

Majestic SEO(有料)

画像引用元:Majestic SEO

価格:月額$49.99〜

Majestic SEOは、自社サイトや他サイトの被リンク状況を解析できるツールです。有料ではありますが、無料アカウント登録すれば被リンクリストをもらえます。

URLを入力すると、被リンクの数や被リンク元の情報を細かく表示。それに加えトラストフローとサイテーションフローによって、被リンクの質を100点満点で評価してくれます。これにより、ペナルティのリスクに備えることも可能です。

SEO外部対策を効率的に実践したい人におすすめのツールです。

ahrefs(有料)

画像引用元:ahrefs

価格:月額$99〜

ahrefs世界最大級の被リンクデータを持つSEOツールです。14兆のリンクデータ、1.8兆のURLを網羅し、さまざまな切り口からSEO分析ができます。

ahrefsでは、他サイトからの被リンク動向をリアルタイムで確認する機能を実装。被リンクが付くとアラートでお知らせしてくれ、すぐに今後の施策を考えることができます。またサイトエクスプローラーによりサイトを分析し、自社サイトが抱える問題を発見できるのもメリットです。

被リンクに特化したSEO対策をしたい人は、ぜひ活用してみてください。

良質なコンテンツで被リンクを集めよう

外部SEO対策では、良質な被リンクを集めることが大切です。また、サイテーションやSNS拡散を意識してコンテンツを作ることも大切だということが分かりました。

健全なサイト運営を軸に、被リンクやサイテーションをコツコツと積み上げていけば、検索エンジンからの評価も上がります

SEO対策を検討している方は本稿を参考に、外部SEO対策も取り入れて幅広いマーケティングに挑戦してみてくださいね。

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