この記事では「4月の引っ越し見積もりは安い?」「縁起の良い日はいつ?」といった疑問にお答えします。4月の引っ越しに役立つ情報をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
4月の引っ越し見積もり相場
4月の引っ越しにかかる費用の相場は、荷物の量・曜日・運搬距離によって異なるものの、一人暮らしの引っ越しは48,817~81,943円、家族の引っ越しは101,887~161,086円がだいたいの目安になります。
一人暮らしの見積もり相場
4月に単身者が引っ越しをする場合の料金相場は、荷物が少ない引っ越しは48,817~55,010円、荷物が多い引っ越しは53,991~81,943円がだいたいの目安になります。
引っ越し見積もりの金額には、荷物の量や種類が大きく影響します。
買い替えを検討している家具や家電があるなら、引っ越し先で購入するのがおすすめです。運ぶ荷物が減るため、引っ越し見積もりを安くできます。
ぜひ引っ越し前に、新居で本当に必要な荷物について考えてみてください。
<荷物量別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
少ない | 51,914円 |
多い | 67,967円 |
家族の見積もり相場
4月に家族世帯が引っ越しをする場合の料金相場は、2人家族の引っ越しは101,887~108,299円、3人家族の引っ越しは111,888~127,782円、4人家族の引っ越しは123,647~161,086円がだいたいの目安になります。
家族の引っ越しで大変なのが「荷造り」や「荷解き」ではないでしょうか。
引っ越し業者が提供するプランのなかには「荷造り」や「荷解き」まで任せられるものがあります。
もちろん、基本作業だけのプランと比べ料金は割高です。しかし、引っ越しの身体的・精神的負担を大幅に削減できるというメリットがあります。
引っ越し業者によっては、不用品の買取や荷物の一時預かりといったオプションも利用可能です。
「荷造りだけ任せて、荷解きは自分で行う」など、予算や希望に合った最適なプランを探してみましょう。
<世帯別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
2人家族 | 105,093円 |
3人家族 | 119,835円 |
4人家族 | 142,367円 |
4月の引っ越しで見積もり料金が安い日
4月の引越し見積もり料金が安くなる日は、「中旬~下旬ごろ」「火曜から木曜」「仏滅・赤口の日」です。
新生活が始まる4月は、引っ越し業者に依頼が殺到する繁忙期です。ただ、月末にかけて引っ越し件数が減っていくため、料金も徐々に安くなる可能性があります。
引っ越しの料金が安い日
- 引っ越し件数が減る中旬~下旬が安い
- 火曜から木曜は割引が適用されやすい
- 引っ越しに不人気な仏滅・赤口の日は安い
4月末の火曜から木曜のうち仏滅または赤口となる日を選べば、最安値の見積もりが期待できます。例年1~2回ほど該当する日にちがあるので、前もってカレンダーを確認しておきましょう。
引っ越しのお特日は、サカイ引越センターやアーク引越センターのサイトから確認できます。
4月の引っ越しで見積もり料金が高い日
4月の引越し見積もり料金が高くなる日は、「上旬」「土日・祝日」「大安の日」です。
引っ越しシーズンのなかでも、進学や転勤の決定が増える3月末~4月上旬は、特に混雑する時期といえます。特別な事情がない限り、このタイミングでの引っ越しは避けたほうが良いでしょう。
引っ越しの料金が安い日
- 引っ越し件数が多い上旬は高い
- 土日は人気のため値引きされにくい
- 「昭和の日」は料金が高くなる可能性あり
- 縁起が良い大安の日は料金が上がる
社会人が予定を立てやすい土日は、見積もり料金が値引きされにくくなります。「上旬の土日」は、4月において最も見積もり料金が高くなる時期といえるでしょう。
4月の引っ越しで見積もり料金が安い時期
引っ越しの見積もり料金が安い時期は、引っ越しの依頼件数がそれほど多くない5月~2月までの通常期と呼ばれる期間中です。4月の 引っ越しは月別の平均相場から見ると2番目に高い時期となります。
4月は11番目に安い
また、来月(5月)の料金相場と比べると、単身引っ越しで9,808円高い、家族2人引っ越しは22,968円高い、家族3人引っ越しは22,043円高い、家族4人引っ越しは27,851円高い傾向にあります。
<世帯別の月別料金相場>
時期 | 一人暮らし | 家族2人 | 家族3人 | 家族4人 |
1月 | 47,427円 | 75,038円 | 91,736円 | 105,268円 |
2月 | 49,705円 | 85,186円 | 96,575円 | 113,039円 |
3月 | 73,043円 | 123,359円 | 151,765円 | 178,835円 |
4月 | 59,940円 | 105,093円 | 119,835円 | 142,367円 |
5月 | 50,132円 | 82,125円 | 97,792円 | 114,516円 |
6月 | 47,743円 | 81,976円 | 93,145円 | 103,430円 |
7月 | 49,984円 | 80,948円 | 96,246円 | 117,913円 |
8月 | 46,040円 | 80,767円 | 94,833円 | 110,326円 |
9月 | 48,514円 | 78,080円 | 90,183円 | 110,384円 |
10月 | 46,071円 | 78,853円 | 93,798円 | 109,381円 |
11月 | 46,325円 | 75,734円 | 99,225円 | 10,3828円 |
12月 | 46,601円 | 78,022円 | 91,297円 | 101,529円 |
※相場費用の参照:引越し侍、SUUMO引越し見積もり
4月の引っ越しは縁起が普通
4月の引っ越しは縁起が普通の時期と言われています。
引っ越しするのにダメな時期と言われるのは、1月、5月、9月です。仏教の正五九祭に由来し、お正月や田植え、収穫の時期と重なります。かつて日本人が、農耕に関係する大事な時期に引っ越しするのを避けたためと考えられています。
ただし正五九祭は、あくまで農耕が盛んだった時代の日本における考え方です。現代の日本とは状況が異なるので、必要以上に気にすることはないかもしれません。
月以外にも、縁起の良さを決める要素があります。日別に示された「六曜」などの暦注です。
暦注から見た4月の引っ越しで縁起や良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」で、悪い日は「仏滅」「赤口」「不成就日」「三隣亡」が該当します。
暦注とは、カレンダーに記載された日別の「六曜」「二十八宿」「九星」など陰陽道や民間信仰における吉凶(縁起が良いか悪いか)を指します。
「天赦日」は、年に数日しかない貴重な吉日です。引っ越しや開業など、新しいことをスタートさせるのに適した日とされています。
「一粒万倍日」は「一粒の米が万倍になって実る」という意味の吉日です。毎月4~5日あり、結婚や宝くじの購入に良いと言われています。
一方、縁起が良くないとされるのが、何事も成功しないという意味を持つ「不成就日」です。また「三隣亡」の日は、建設や移転に関することをしてはいけないと言われています。
5日、17日、29日は「先勝」と「一粒万倍日」が重なっています。午前中に引っ越しを行う人にとっては、特に縁起が良い日となるでしょう。
<strong>縁起の悪い日</strong>
1日、2日、8日、11日、14日、20日、23日、25日、26日
特に縁起が悪いのが、1日と25日です。「万事に平静であることがよし」とされる「先負」であり、「不成就日」が重なっています。
まとめ
閑散期に比べ、4月は見積もり価格が高い傾向にあります。特に月の前半は、繁忙期の真っ只中です。少しでも安く抑えたいのであれば、なるべく月後半に引っ越しを予約しましょう。
縁起の良い日に引っ越しをしたいなら「大安」や「一粒万倍日」がおすすめです。ただし縁起の良い日には、引っ越し料金が割高になるというデメリットがあります。あえて縁起が悪い日に引っ越しするというのは、料金を格安に抑える一つの方法です。
縁起に関しては「吉方位」という考え方もあるので、引っ越し前に調べてみるのも良いかもしれません。
なお、引っ越しの費用は「都内か地方か」「賃貸マンションか持ち家か」によって大きく異なります。引っ越し先の物件の状況も考慮しながら、早めに引っ越し費用の概算を出しておくことが大切です。