10月は引っ越しの閑散期という事もあり、引っ越しを検討している人も多いですよね。事実、10月の引っ越しは繁忙期の3月~4月に比べると、2万~4万円ほど安く引っ越しできてお得です。
ですが、一口に10月は引っ越しが安いと言っても「特に安いのは10月上旬?下旬?」「安く引っ越したいけど縁起が悪い日は嫌だ…」など疑問を感じて検索されているのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では「10月の引っ越しの見積もり相場」「10月の引っ越しで特に見積もりが安い時期」「10月の引っ越しの縁起について」などを詳しく解説していきます。
10月に引っ越しを検討しているようでしたら、ぜひ一度目を通してみて下さい。あなたの引っ越しを少しでも良い物にする助けになれれば幸いです。
10月の引っ越し見積もり相場
10月の引っ越しにかかる費用の相場は、荷物の量・曜日・運搬距離によって異なるものの、一人暮らしの引っ越しは35,431~62,489円、家族の引っ越しは76,579~126,909円がだいたいの目安になります。
一人暮らしの見積もり相場
10月に単身者が引っ越しをする場合の料金相場は、荷物が少ない引っ越しは35,431~45,989円、荷物が多い引っ越しは40,374~62,489円がだいたいの目安になります。
荷物が少ない場合の料金相場は、年間を通した一人暮らしの引っ越しの見積もり相場の中でも2番目に安い価格になります。
一人暮らしの引っ越しにかかる費用相場は、繁忙期を除いたシーズンでの予算幅が±5,000円程度と大差は無いのですが、その中でも「費用を安く抑えたい」という要望が強い場合、10月の引っ越しはおすすめできます。
<荷物量別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
少ない | 40,710円 |
多い | 51,432円 |
家族の見積もり相場
0月に家族世帯が引っ越しをする場合の料金相場は、2人家族の引っ越しは76,579~81,126円、3人家族の引っ越しは85,888~101,707円、4人家族の引っ越しは91,853~126,909円がだいたいの目安になります。
家族での引っ越しの見積もり相場が安くなるタイミングは9月~1月になりますが、その中では10月の引っ越しは平均的な料金相場になります。家族での引っ越しの価格が最も安くなるのは9月か11月の引っ越しです。
ただし、年間の中で見ると10月に家族で引っ越す場合の見積もり相場は格安です。繁忙期の3月と比べると,
引っ越し費用を概算で50,000円~60,000円は安く抑える事ができます。
そのため、10月は比較的引っ越しにおすすめできる時期です。10月よりも安く引っ越したいようでしたら、9月か11月の引っ越しを検討しましょう。
<世帯別:料金相場表>
荷物量 | 相場費用 |
2人家族 | 78,853円 |
3人家族 | 93,798円 |
4人家族 | 109,381円 |
10月の引っ越しで見積もり料金が安い日
10月の引越し見積もり料金が安くなる日は、「10月1回目の木曜日」「10月2回目の水曜日」「スポーツの日、翌日の火曜日」です。
加えて、引っ越し業社によってばらつきがありますが、10月上旬~中旬の火・水・木曜日は見積もりが安くでる傾向にあります。多くの人が週末に引っ越したいと考えるため、仕事で忙しい平日の中日が安くなると推測できます。
基本的に、連休明けの平日は見積もりが安くなりますが、10月は祝日が1日しかないため料金が安い日は少なくなっています。
引っ越しの料金が安い日
- 10月の1回目の木曜日は毎年見積もりが安い傾向にある
- 10月の2回目の水曜日は毎年見積もりが安い傾向にある
- スポーツの日の翌日の火曜日は、連休明けなので見積もりが安い傾向にある
- 10月上旬~中旬の火・水・木曜日は、引っ越す人が少ないので見積もりが安い傾向にある
10月に最安値の料金で引っ越すなら、連休明けの「スポーツの日、翌日の火曜日」が最も狙い目です。
多くの人が週末や連休中に引っ越しを行うため、連休明けに引っ越しをする人が少ないためです。
特に、10月は祝日が1日しかないので「スポーツの日、翌日の火曜日」が料金的にも最も安くなりやすいと予想されます。利用者が少なくなるため、値引きの交渉を受けてもらえる場合もあります。
そのため、10月に引っ越しを検討しているようでしたら「スポーツの日、翌日の火曜日」を本命に引っ越し日を予約してみてください。
また、下記「サカイ引越センター」「アーク引越センター」のサイトからそれぞれの見積もりが安い日付が確認できます。今回紹介した日取り以外にも、会社によっては安い日が設けられているので参考にしてみてください。
10月の引っ越しで見積もり料金が高い日
10月の引越し見積もり料金が高くなる日は、「毎週土曜日」「毎週日曜日」「10月下旬」です。
その他、10月唯一の3連休となる10月第2土曜日~第2月曜日までの間も引越の見積もりが高くなる傾向があります。
特に、多くの人が引越を行う「毎週土曜日」は10月の中では最も引越の見積もりが高くなるので注意が必要です。
週末や連休の引っ越しは、休日を活用して一気に引っ越しを終えられるメリットがある反面、料金が高くなってしまうデメリットがあります。週末や連休に引っ越しを行う前に「楽さ」と「安さ」どちらを選ぶかしっかりと検討しましょう。
引っ越しの料金が安い日
- 毎週土曜日は引っ越しをする人が多いので見積もりが高い傾向にある
- 毎週日曜日は引っ越しをする人が多いので見積もりが高い傾向にある
- 10月下旬は賃貸物件の契約終了日と重なるので見積もりが高い傾向にある
- 10月第2土曜日~第2月曜日は連休なので見積もりが高い傾向にある
また、基本的に引越の需要はその月の前半と後半に多くなります。特に、月の後半は賃貸物件の契約開始日と終了日の問題で引越をする人が非常に多くなります。
そのため、毎週土曜日の中でも10月上旬・下旬は特に見積もりが高くなります。(※)特に10月末が土曜日の場合見積もりが高額になるため注意が必要です。
(※参考:引っ越しは日通 よくあるご質問のページ)
10月の引っ越しで見積もり料金が安い時期
引っ越しの見積もり料金が安い時期は、引っ越しの依頼件数がそれほど多くない5月~2月までの通常期と呼ばれる期間中です。10月の引っ越しは月別の平均相場から見ると7番目に安い時期となります。
10月は7番目に安い
また、来月(11月)の料金相場と比べると、単身引っ越しで254円安い、家族2人引っ越しは3,119円高い、家族3人引っ越しは5,427円高い、家族4人引っ越しは5.553円高い傾向にあります。
<世帯別の月別料金相場>
時期 | 一人暮らし | 家族2人 | 家族3人 | 家族4人 |
1月 | 47,427円 | 75,038円 | 91,736円 | 105,268円 |
2月 | 49,705円 | 85,186円 | 51,575円 | 113,039円 |
3月 | 73,043円 | 123,359円 | 151,765円 | 178,835円 |
4月 | 59,940円 | 105,093円 | 119,835円 | 142,367円 |
5月 | 50,132円 | 82,125円 | 97,792円 | 114,516円 |
6月 | 47,743円 | 81,976円 | 93,145円 | 103,430円 |
7月 | 49,984円 | 80,948円 | 96,246円 | 117,913円 |
8月 | 46,040円 | 80,767円 | 94,833円 | 110,326円 |
9月 | 48,514円 | 78,080円 | 90,183円 | 110,384円 |
10月 | 46,071円 | 78,853円 | 93,798円 | 109,381円 |
11月 | 46,325円 | 75,734円 | 99,225円 | 10,3828円 |
12月 | 46,601円 | 78,022円 | 91,297円 | 101,529円 |
※相場費用の参照:引越し侍、SUUMO引越し見積もり
10月の引っ越しは縁起が普通
10月の引っ越しは縁起が普通の時期と言われています。
月の引っ越しの縁起には、「正五九(※)」という考え方があります。正五九とは、1月・5月・9月の事です。古くから1月・5月・9月の引っ越しは縁起が悪いと言われています。
縁起が悪い理由には諸説ありますが、昔の日本は1月は正月・5月は田植え・9月は稲刈りのため厄払いに神社にお参りにいく風習がありました。
そこから、現代では正五九は忌む月として結婚や引っ越しを避けるべき時期と言われている説が有力です。
月の引っ越しの縁起を気にする場合は「1月・5月・9月」を避ければ問題ありません。
(※参考:東和ハウジング開発株式会社)
暦注から見た10月の引っ越しで縁起や良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」で、悪い日は「仏滅」「赤口」「不浄就日」「三隣亡」が該当します。
暦注とは、カレンダーに記載された日別の「六曜」「二十八宿」「九星」など陰陽道や民間信仰における吉凶(縁起が良いか悪いか)を指します。
引越の縁起を考える場合、特に縁起の良い「大安」と縁起の悪い「仏滅」「先口」に着目すると良いです。それぞれ毎週1~2日は存在するので引越の予定と合わせやすいです。
また、令和4年(2022年)の10月は、吉日の中でも最高峰の「天赦日(※)」と「大安(※)」が重なる日(22日)があるため、縁起で引越の日取りを選ぶなら10月22日がおすすめです。
令和4年の10月22日は「天赦日」と「大安」が重なる、1年を通しても貴重な吉日です。令和4年の10月に引越をするなら、ぜひ22日を検討してみてください。
また、令和4年の引っ越しの吉方位は「北東」です。そのため、今いる場所から北東に引っ越せればベストです!「関西や中部から都内のマンションに引っ越すよ」という人が当てはまるのではないでしょうか。
(※参考:国立国会図書館 日本の暦のページ)
縁起の悪い日
3日、4日、9日、15日、17日、21日、25日、27日、28日、31日
令和4年の月3日と28日は、縁起が悪い日の中でも特にダメな時期の「不成就日(※)」と「三隣亡(※)」が重なります。
その他にも縁起が良くない日はありますが、特に、2日と28日の引越はできるだけ避けるようにしましょう。
(※参考:国立国会図書館 日本の暦のページ)
まとめ
今回の記事では、10月の引越見積もり相場費用や、引越費用が「高い日」「安い日」などについて解説してきました。
10月の引越の費用相場は、一人暮らしの引っ越しは35,431~62,489円、家族の引っ越しは76,579~126,909円がだいたいの目安になります。
月間別の費用相場では6番目に高く、お得ではありません。一方で、一人暮らしの引越で荷物が少ない場合は、2番目に安い月です。そのため、一人暮らしで荷物が少ない場合の引越にはおすすめの月です。
また、10月の引越で最も引越費用が安い日は「スポーツの日、翌日の火曜日」です。一方で高いのは「毎週土曜日」です。特に、10月末が土曜日だと引越費用が高額になるため注意が必要です。
10月の引越は年間を通してみると平均的な金額なのであまりお得ではないです。ただし、一人暮らしで荷物が少ない場合はお得に引越ができます。特に、スポーツの日、翌日の火曜日は費用が安くなりますのでおすすめです。